こんにちは、ぐでまるです。
10年以内に夫婦でサイドFIREを目指し、倹約、投資に励んでいます。
今回は「FIRE卒業」について書いていきます。
少し前にTwitterで「FIRE卒業」が話題になりましたね。
FIREを目指す者としては、せっかくFIREできたのにもったいないなと思う反面、事前に計画を立ててFIREしないとこれは自分自身にも起こりうることだなと気を引き締めています。
この記事では「FIRE卒業」が起こりうる理由とその対策についてまとめました。
一度きりの人生を後悔しないためにしっかり学んでいきましょう。
- 「FIRE卒業」が起こる原因
- 「FIRE卒業」しないための対策
「FIRE卒業」はなぜ起こる?
まず、FIREについておさらいしていきましょう。
FIREとは、簡単に説明すると「経済的に自立して、早期リタイアしましょう」という考えです。
詳しくはこちらの記事にまとめていますので読んでみてください。
FIREとは?内容と種類を解説!自分にピッタリのFIREを見つけようFIREについておさらいしたところで本題に戻りましょう。
FIREを卒業する原因として考えられるのは次の2つです。
- 働かずに一生生活するだけのお金が無くなった
- FIRE生活に飽きた
一つずつ見ていきましょう。
働かずに一生生活するだけのお金が無くなった
一つ目はシンプルにお金が無くなった、あるいは一生暮らしていくために十分な金額ではなくなった。というものです。
この場合は様々なことが要因として挙げられますね。
- 自由な時間が増えてサラリーマン時代より支出が増えた
- 生活環境の変化(子どもが生まれたなど)によりもっとお金が必要になった
- 保有する資産(株など)の下落によって資産が大きく減った
などが考えられます。
Twitterでトレンド入りしただけあって、これは誰にでも起こりうることでしょう。
ただ、これはFIREする前にしっかりと知識を備えておけば回避できるものではないでしょうか。
株などのリスク資産は当然短期で見れば下落するときもありますし、生活していれば思わぬ形で支出が増えたりもするでしょう。
このようなマイナスの要素を織り込んだ上でFIREをプランニングしないと、FIRE卒業なんてことになってしまいます。
株価の下落に備えて余剰資金をもっておくとか、ブログやYouTubeのように、全盛期ほど働かなくても収入が入るストック型の収入源をFIRE前に確保しておくなど、ある程度の対策は必要です。
ただ、FIREを一度卒業したからといってもう二度とできないかといえばそうではなく、またやり直せばいいだけの話です。
FIREできるだけの資産をもっていたとするならば、ある程度蓄財能力に長けている人であることは間違いないわけですから、いくらでも立て直すことはできますね。
FIRE生活に飽きた
二つ目は、FIRE生活に飽きたというものです。
これは気持ちの話なのでどうしようもないといえばどうしようもないですが…
週5日以上、朝から晩まで働いていた人が急に何もなくなるわけですから、当然といえば当然化もしれませんね。
サラリーマン時代は自分の自由な時間も少なく、やりたいことがあっても「時間が足りない、もっと欲しい!」なんて考えますが、いざ時間ができてしまうと持て余してしまうでしょう。
私自身、子どもが生まれたときに取得した育児休暇でそれに近いものを経験したことがあります。
育児で忙しくはありましたが、会社で働いているよりはストレスもなく、時間はたっぷりありました。
1年育休を取得し、最初こそ隙間時間で副業で稼ごう!なんて思っていましたが、結局始めたのは育休が終わる2ヵ月前で、それまで育児をしていないときは赤ちゃんと一緒に昼寝かダラダラYouTubeを見て過ごしていました。
やっぱり大体の人間はこんなもので、目標や締め切りがないと怠惰になってしまうんですよね。
そんな怠惰生活が全く苦にならない人であればいいですが、暇が苦手な人はそれが何十年も続くわけですから耐えられるわけがないんです。
おそらく、FIREを卒業した方たちのほとんどはFIREの生活に飽きてまた働き始めたのではないかなと思っています。
FIREについて考える
私はFIRE卒業が悪いことだとは思っていなく、ダサいとも思っていません。
自分のために資産を形成し、会社を辞めるという一大決心をしています。
そんなすごい人が自分に合わなかったからFIREをやめたわけであって、何も恥ずかしいことだとは思いません。
これからFIREを目指す人にとってはいい勉強の材料となったわけですし、株式市場の下落相場の時にはお約束で出てくるネタなのかなとも思っています。
ですが大丈夫です。
FIREはいいこと確信していますし、早期リタイアせずとも経済的に自立できるということは素晴らしいことです。
自分がどういう人生にしたいのかを常に考え、明確にすることでFIREすべきかそうでないかがわかるかと思います。
他人の話に惑わされるのはよくないですが、こういう考えもあるんだな、程度に参考にすることは大事です。
迷わず、自分の信じた道を進んでいきたいと思います。